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学校だより

ロサド先生が残してくれたもの

2月の記事↓
https://www.hiroshimagakuin.ed.jp/tayori/tayori-60362/
 
ロサド先生は、学院内のさまざまなものを自らの手で作ってくれました。それは物だけにとどまらず、生徒や教職員の心にも、深い足跡を残してくれました。

今年の中1に渡されたハンガー。木の材質(硬さ)によって太さが異なります。ロサド先生のこだわりが伝わってきます。

職員室のカウンターと式典で使われる演台。重厚感のある演台は、式典の空気を引き締め、場を格調高くしてくれます。

何十年も使われてきた木製の靴箱。
一人ひとりのスペースは少し狭く、不便に感じる生徒もいるかもしれません。
でもその不便さは、もしかしたらロサド先生からの「整理整頓を常に心がけなさい」というメッセージかもしれません。



これらの作品には、ロサド先生の「人のために、見えないところで丁寧に」という姿勢が息づいています。
私たちはその精神に学び、先生が遺してくれた「物」と「想い」の両方を、これからも大切に受け継いでいきたいと思います。



中学1年生は、ロサド先生のことを直接は知りません。
けれど、生徒たちが日々の生活の中で、先生の心づかいにふれ、他者を思いやる気持ちを育んでくれることを願っています。