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学校だより

フィリピン研修開始〜マニラ滞在前編〜

7/30から8/12までの約2週間、生徒15名と教員3名でフィリピン研修を実施します。

7/30
無事にマニラに到着しました。Sta. Rafaela Maria Retreat Houseという黙想の家に3泊しました。シスターたちが温かく迎えてくださり、食事もとてもおいしかったです。

7/31
フィリピンで支援活動をしている佐藤宝倉神父の案内で、午前はDr. Jose N. Rodriguez Memorial Hospital(ハンセン病治療のために作られた病院)を訪問しました。身寄りのない元患者の方々へソーラン節といきものがかりの「ありがとう」を披露し、一緒にゲームを楽しみ交流しました。

午後は、ゴミを分別して生計を立てている方々の自宅を訪問しました。我々の質問にも丁寧に答えてくださいました。

8/1
カンルンガン・サ・エルマ(タガログ語で避難所を意味するストリートチルドレンが生活する施設)を訪問し、カンルンガンに支援をしている日本のNPO団体AWPS学生スタッフチームと一緒に活動しました。広島学院が長く大切にしている活動の一つである炊き出し活動をマニラでも行いました。現地のスーパーで食材を買い出し、自分たちでカレーを作りました。

カレーを配り始めると、フィリピンの子供たちがすごく嬉しそうに走って来て、笑顔でカレーをもらっていきました。カレーを渡していた私たちが何か与えられたような、そのような気持ちになりました。

自分とは置かれた状況が異なる人に対して、人はつい心理的に壁を作ってしまいがちです。その壁は、無知や無関心によるものです。様々な状況に置かれている方々と交流をして、相手のことを知ろうとすることから始めました。小さな一歩かもしれませんが、大切なことだと思っています。毎晩生徒たちと一緒に振り返りをしており、貧困や差別の問題を目の当たりにして、答えの出ないモヤモヤを感じ始めています。

マニラ前半の濃い2日間の研修を終えました。8/2は飛行機でナガに移動します。イエズス会の姉妹校であるアテネオ・デ・ナガJunior High Schoolとの交流が始まります。