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クラブ等活動報告

あの人の幸せを祈る

アシジの聖フランシスコ聖堂の入り口付近には、昔からロサドさん作の大きな木の棚が置かれています。
この棚は、この度、ロサドさんと校務さんのご協力を得て「祈りのカードかけ」に生まれ変わりました。

祈りのカードとはどんなものなのでしょうか。
考案者の越智直樹 神父様にインタビューしました。

  • 私たちの学校の校訓のひとつはfor othersである。for othersのスタート地点は「『あの人』の幸せを願うこと」。
  • 冬の日に道端で一人で寒そうにしている人を見かけて、かわいそうと哀れむだけではfor othersではない。あったかくて安全なところで誰かと一緒にいてほしいと願う。それが、何かをすることにつながる。例えば、毛布を渡したり、勇気を出して話しかけにいったり。
  • しかし、私たちだけではどんなに頑張っても手が届かないときがある。その願いを託す心が「祈り」である。この願いの宛先を、キリスト教では「神様」や「イエス様」と呼んでいる。
  • 例えば、毎朝気を付けてねと君を見送ってくれる人は、教室で君の隣に立って見守ることはできない。見送りの言葉の裏には、幸せでいてほしい、元気でいてほしい、という願いが詰まっている。それはまさに祈りである。
祈りのカードにはイエス・キリストのお母さんのマリア様が書かれています。キリスト教では、マリア様にとりなしていただいてイエス様にお祈りを届けるというならわしがあります
祈りのカードの書き方

1.

祈りのカードに、「あの人の幸せ」のための「願い」を書きます。
絵のある方に書いてもいいし、裏に書いてもいいです。書いた人のニックネームかイニシャル、日付、も記しておきましょう。

誰のために何を祈るかを考え中

2.

祈りのカードを書き終わったら、聖堂入り口の「祈りのカードかけ」に奉納します。
ここにかけられた祈りは、他の人が一緒に祈ってくれます。
最終的には、神父様がミサの時に神様に捧げてくださるそうです。

聖堂入り口には、祈りのカードとペンが置いてあります。

「祈りのカードかけ」には、カードをかけるところがまだたくさんあります。

君は、誰のためにどんなお祈りをしますか?


追記:

さっそく、翌朝の「祈りの集い」の後にカードを書いている学院生を見かけました!