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講話

6月1日 朝礼

 おはようございます。今朝は、オンラインで朝礼をします。
 5月16日に広島県に緊急事態宣言が発令され、本校でもこの2週間、マスク着用の徹底を呼び掛けるとともに、学校での活動は原則お昼までとしました。また先週の後半は、高2以下はオンライン授業を実施しました。そのオンライン授業は、今回は普段の学校のようにクラス毎に時間割に沿ってリアルタイムに行いました。いくつかの不具合がありましたが、その点は原因を探り、改善できると思います。ただ、そういった不具合とは別に、オンライン授業は生徒にとっても教員にとっても、対面の授業のようにはいかない難しい面がたくさんあります。それでも授業として成立させるためには、学校にはいなくても生徒一人一人きちんと授業に参加しようとする態度が重要になってきます。その点今回はどうであったか、みんなよく振り返ってもらいたいと思います。

 さて、緊急事態宣言は20日まで延長されることになりましたが、県内の感染者数はこのところ減少傾向にあるので、他の多くの学校と同様に本校も今日から50分6時間の授業に戻します。放課後の掃除も再開します。ただしマスクは、外す必要がある場合以外は、引き続き登下校中も含め必ずつけておいてください。感染拡大の主な原因である「口からの飛沫」をできるだけ防ぐためです。今後気温が上がってくると熱中症の心配もあるので、休憩時間、激しい運動は避けてください。食事中はマスクを外すことになるので、どうしても感染リスクが高くなります。必ず前を向いて、黙って食べてください。友達と楽しく食べたいでしょうが、今は我慢しなければなりません。部活については先週と同様、当分の間は、大会が迫っているなどで練習の必要なクラブが、学校の許可を貰って最大2時間までできるということにします。放課後は、そういった部活や自習、補習で残ることは可能ですが、遊びや自主練はできません。接触の機会を少しでも減らすためです。自習などの生徒の下校完了は18時とします。
 このように、特に放課後の活動について制限を設けますが、感染対策で重要なのは、自分も感染しているかもしれないということを考えて行動することです。実際に、陽性者の中には無症状の人も結構いるそうだし、感染経路が全く分からないケースがたくさんあるとのことです。ということは、もしかしたら自分も、無症状ではあっても感染しているかもしれません。その場合人に感染を広げてしまう可能性があり、その人が重症化する恐れもあります。特に食事などマスクを外すときは、そんなことも考え、周りに十分に配慮して行動しなければならないし、マスクをつけていても、大声を出すようなことは控えないといけない。その点をよく意識しておいてください。
 なお、高校3年生は、2週間家庭学習が続いていましたが、今日から3日間中間試験を行います。その高3も含め、今回、保護者面談ができないので、中間成績は各家庭に郵送することになります。それがいつになるかは、またあらためて連絡します。

 最後にもう1点、お願いをしておきます。コロナ感染に関して生徒や保護者にお知らせする際に、「陽性者やご家族の人権尊重、個人情報の保護に、ご理解とご配慮をお願いいたします」とお伝えしています。これはすごく大事なことです。コロナ感染を恐れるあまり、感染者やその関係者に対して過剰な反応になり、それが差別に繋がることが、本当はあってはいけないのだけども、実際には時々あります。自分ではそのつもりはなくても、心配のあまり感染者や接触者を傷つけていることも、あるかもしれません。もちろん、それもあってはいけない。人権尊重への配慮を充分にしなければなりません。また個人情報保護の観点から、感染者が判明しても、個人名はもちろん、学年やクラス、クラブなども公表できません。接触者についても同様です。仮にそういったことに該当する友達の名前等が分かったとしても、そのことを他の人に喋るものではありません。その点もよく理解をしておいてください。
 以上で今朝の話を終わります。