カリフォルニア州から、イエズス会の姉妹校であるベラミン学院高校の生徒15名と引率の先生方が、はるばる広島まで来てくださいました。皆さんの来校を、全校生徒・教職員一同、心から歓迎します。
ベラミン学院は、創立170年を迎える、カリフォルニア州で最も歴史あるイエズス会の男子校。1学年400名、全校で1,600名が通う活気あふれる学校です。世界最先端の技術が集まる「シリコンバレー」の中心に位置しており、それゆえ、科学やテクノロジーの分野で世界を変えようと意欲的に学ぶ生徒が多いそうです。また、同時に野球やサッカー、フットボール、そして水球などのスポーツも非常に盛んな、まさに文武両道を地で行く素晴らしい学校です。
実は、広島学院とベラミン学院には、単なる姉妹校以上の、深い「恩義」とも呼べる歴史があります。 広島学院が創立されて間もないころ、ベラミンの生徒たちが「理科の設備の充実のために」と寄付金を募ってくれました。その善意によって、本校の理科設備は整えられました。職員室前に掲げられている記念プレートは、その友情の証です。本校が今日「科学に強い学校」として知られているのは、実はベラミンの皆さんの助けがあったからこそなのです。
聖書の言葉に、「愛は決して滅びない(Love never fails)」(コリントの信徒への手紙一 13章8節)という一節があります。70年前にべラミン学院の先輩方が示してくれた愛は、今も形を変えて、私たち広島学院の学びの中に生き続けています。また、本校のカリフォルニア研修でも、毎回、皆さんは温かく生徒を受け入れてくれています。今日、こうして広島で皆さんに直接感謝をお伝えできることを、私たちは本当に嬉しく思っています。
同じイエズス会の学校として、私たちは「For Others, With Others」という同じ精神を共有しています。しかし、広島とカリフォルニアでは、言葉も文化も、食事も違います。 この1週間、ぜひその「違い」を楽しんでください。本校の生徒たちも、彼らとの交流を通じて、自分の世界を広げてください。互いの違いを知り、認め合うことは、私たちの人生をより豊かにしてくれます。
ベラミン学院の皆さん、どうかリラックスして過ごしてください。 もし困ったことがあれば、近くにいる生徒、先生、誰にでも声をかけてください。ここには皆さんの「兄弟」がたくさんいます。 皆さんの広島での滞在が、生涯忘れられない素晴らしいものになることを祈念して、私の歓迎の挨拶といたします。