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学校だより

フィリピン研修終了〜マニラ滞在後編〜

8/9

ナガからマニラに戻ってきて、マニラの名所を巡りました。

▼リサール公園(フィリピン独立の英雄)

▼サンオーガスチン教会(世界遺産)

▼カサマニラ(スペイン統治時代の上流階級の家)

▼メモラーレ(日本軍と連合軍との戦いで亡くなった10万人のマニラ市民を弔うモニュメント)

▼サンチャゴ要塞(この水牢には悲しい過去があります)

8/10

午前はSacred Heart of Misson Stationを訪問しました。子供たちに食事を提供し、学びの支援をしているCommunityです。

午後はマザー・テレサがインドで創設した修道会Missionaries of Charityを訪問しました。家族に見放されたご老人が多く暮らしており、死を待つ人の家とも言われています。生徒たちは積極的にコミュニケーションをとり、洗濯物もたたませてもらいました。我々が訪れたことを、少しでも喜んでもらえたらと願っています。

8/11

大量にゴミが廃棄された、いわゆるゴミ山と呼ばれる場所があったパヤタス地区を訪問しました。現在のゴミ山は別の場所に移り、パヤタス地区はその機能を終えましたが、人々がそこに定住して町が形成され、今でも経済的に苦しい方々が多く住まわれています。家が密集したエリアを歩き、複数のお宅を訪問させてもらいました。数週間前の洪水ではパヤタス地区も非常に厳しい状況にあったことを知りました。

続いて、修道会Our Lady of Calvaryが運営しているCCAとLearning Institute of St. Augustineを訪問しました。どちらもパヤタス地区に住む子供たちを支援するための施設です。地元の学生たちに奨学金も提供しており、奨学生たちと交流しました。

最後に、2010年に起きた大雨によるゴミ山崩壊で、数え切れない程の方々が犠牲になった事故を記憶するメモリアル・スペースに行きました。ほとんどの遺体は、崩壊したゴミと共に地面の下に埋められたままであると知り、言葉が出ませんでした。亡くなられた方々が安らかに眠れるように、1分間の黙祷をしました。

最終日の分かち合いでは、愛・関心・感謝・優しさ・幸せなど、この研修のキーワードが生徒たちの口からたくさん出てきました。より良く生きるための、また、より良い社会を作るためのヒントにたくさん気が付くことができました。

8/12

2週間ぶりに日本に戻ってきました。研修はこれで終わりですが、これからが生徒たちの新しい挑戦の始まりです。フィリピンで私たちに関わってくださったすべての皆様、Maraming salamat po!(タガログ語でありがとう)