2学期の中2のILでは、障害理解をテーマに授業を行なっています。
先週11/14(金)に、日本ダウン症協会広島支部「えんぜるふぃっしゅ」から、ダウン症のお子さんをもつ3名の方にご来校いただき、講演していただきました。

お一人目の下手さんからは、「障害があったとしても、同じ血の通った人間であること」、「話しかけたことが伝わっていないと思ったら、文字で書く、ひらがなで書く、絵に描く、写真を見せる実物を見せる、実演する、一緒にする、など、さまざまな方法でコミュニケーションをとってみてほしい」ということを教わりました。

お二人目の森住さんからは、お子さんが18、19歳の頃の言葉を引用し、当事者の方がどんなことを考え日々過ごしているかを紹介していただきました。

三人目の藤山さんは、「障害があろうとなかろうと、すべての人に思い込みがあるのは当たり前。自分が思い込みに基づいて相手に対応していることに気づいた時には、素直に謝れば良い」という大切な気づきを与えてくれました。
また、ダウン症のお子さんについて話したスピーチコンテストで海外まで行かれた経験があり、そのスピーチを実演していただきました。海外でのスピーチということでもちろん英語でしたので、みんな一生懸命内容を聞き取ろうとしていました。
最後に、本校のHPのトップページにある「他者ために、他者とともに」という言葉、そして学校長挨拶の言葉を引用していただき、「私が言いたかったのはこれがすべて」とまとめくださいました。改めて、以下に学校長挨拶の一部を引用します。
“あなたの代わりは誰一人おらず、あなたはあなたらしくあることだけで、とても大切な存在です。そして、あなたは唯一無二の才能を必ず備えています。それは、あなたの身の回りのご家族、友人、会ったことのない世界中のあらゆる人に対しても同様にいえることです。だからこそ、あなたも他者のために、他者と共にある存在であって欲しい、と私たちは願っています。”
講演に来てくださったえんぜるふぃっしゅの皆様、ありがとうございました。