学校だより

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ビブリオバトル優勝者によるプレゼン

 全校朝礼にて。昨年度の「校内ビブリオバトル」において、見事中学・高校それぞれの優勝に輝いた生徒による、本のプレゼンテーションが行われました。

 「ビブリオバトル」とは、発表者が面白いと思ったおすすめの本を持ち寄り、その魅力を制限時間内で熱く語り合い、最後に参加者全員の投票によって「一番読みたくなった本」を決定するという、知的でエキサイティングな書評合戦のことです。

 まず登壇したのは、高校の部・優勝者であるT君が紹介してくれたのは、湊かなえさんの『豆の上で眠る』です。人間の複雑な心理や、ごく当たり前の日常に潜む違和感を鋭く、そして巧みに描いたミステリー作品です。

続いて、中学の部・優勝者のU君です。彼が紹介してくれたのは、ミステリーの女王アガサ・クリスティが遺した名作『そして誰もいなくなった』でした。絶海の孤島に集められた年齢も職業もバラバラの10人が、不気味な童謡の歌詞の通りに一人、また一人と謎の死を遂げていくミステリー作品です。

 驚かされたのは、二人の表現力です。声のトーンや間合いを活かした巧妙な語り口は、まるで素晴らしい演劇を観ているかのようで、すっかり物語の世界に引き付けられ、息を呑んで彼らの言葉に聞き入っていました。

 彼らの情熱的なプレゼンテーションを通じて、未知の物語に出会うワクワク感や、本が持つ奥深い魅力を全校で改めて共有することができました。読書への意欲が掻き立てられる、心豊かな素敵な朝となりました。