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クラブ等活動報告

2012年7月29日~8月3日 北アルプス(上高地)遠征

 高校2年生(53期)7名・1年生(54期)1名と北アルプスへ行ってきました。今回の目標は奥穂高岳3190mと前穂高岳3090.2mを登り、吊尾根を往復すること!部員達は初めての3000m級の山々に意気込んで出発しました。しかしバスから穂高連峰を目の当たりにした瞬間、「ヤバイだろっ!」、阿鼻叫喚の嵐。勇気を振り絞っての登山となりました。まずはメインザックを背負って涸沢キャンプ場へと向かいます。

涸沢キャンプ場へ向かいます

 さて7月31日、いよいよ奥穂高岳登山です。早朝3:30に出発し、ザイテングラートに取り付きます。朝日を浴びながらの登山は最高!稜線の影が光に変わっていきます。「早起きは三文の得」?この日の登山のすばらしい幕開けでした。

ザイテングラートの夜明け

 奥穂高岳山荘で休憩、そしてハシゴを登り、いよいよ奥穂高岳山頂に到達すると、そこには360度の展望が開けていました。北には立山・剣岳、日本海まで眺めが広がり、南には遠く富士山まで見えます。後で聞いた話ですが、山小屋の主人も「こんなにいい天気が続くのは珍しい!」とのこと。もちろん今回の引率は丸山先生。広島学院一の晴れ男、太陽の化身と呼ばれる先生です。部員一同、丸山先生を拝みます。

奥穂高岳山頂

 もちろん槍ヶ岳もくっきり。蒼い天空に向かって突き刺さっています。この日のために用意した「槍ポーズ」をここで披露。少し恥ずかしそうです。さあ、これから吊尾根を通って、前穂高岳へと向かいます。

槍ポーズ

 吊尾根は道幅の狭いところやクサリ場もあり少しキケン。高度感を楽しみながらも、集中して歩きます。下の写真で目の前に見えるのが前穂高岳です。岩場が続きます。最初は戸惑っていた岩場登りも少しずつ慣れてきました。きちんと三点確保の練習をしておいてよかった。

吊尾根

 前穂高岳の山頂です。さあやはりここではおきまりの「山」ポーズ。

 さて再び、吊尾根を通り、奥穂高岳を登り、涸沢キャンプ場へ戻ります。結局この日は10時間以上の行程となりました。軽い高山病で頭痛がする部員もいたのでゆっくりと歩きました。

前穂高岳山頂

 無事に奥穂高岳登山を終了し、後は蝶ヶ岳・焼岳を登ります。なんとこの遠征、最初から最後まで晴天続き。夕立さえも降りませんでした。こんなことはめったにありません。さて、3000mを経験した部員諸君よ。この体験を大事にして、何事にも勇気を持って挑む男になってくれたまえ。くじけずに一歩一歩前に進めばきちんと結果は出るのです。

 ちなみに下の写真は、蝶ヶ岳で写したものです。槍ヶ岳から穂高まで美しく撮れています。部員諸君は、「山脈」ポーズをしています。きちんと山並みの形になっていますか?どうぞ確認してみてください。

蝶ヶ岳で山脈ポーズ