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講話

1月20日 朝礼

おはようございます。
 昨日、一昨日と、センター試験がありました。高3は、今日は自己採点のため2時間目から登校することになっており、今この場にはいませんが、2次試験に向けて最後まで頑張ることができるように、心から応援したいと思います。高2の生徒は、まだあと1年あると考えるか、もうあと1年しかないと考えるか、そこの気持ちをうまく使い分ける必要がありますが、いずれにしても1年はそんなに長くはありません。53期生の姿をよく見て、自分たちも頑張らなければという気持ちになってもらいたいと思います。

 一方、今度の日曜日には、本校の中学入試があります。今年は789名の出願がありました。最近ではかなり多い数ですが、卒業生やここにいるみんながそれなりの評価を受けているので、多くの受験生が集まってくれるのでしょう。何とか彼らが入試の当日に力を発揮できるように、みんなも試験会場作りなどをしっかりと協力してください。
 
 そして、この機会にそれぞれ自分が学院を受験したころのことを思い出してみるといいと思います。ここにいる多くの人は、この学校を第一志望にして一生懸命に勉強をし、合格したときには、大きな喜びがあったでしょう。これからの学院での生活に期待と多少の不安を感じながらも、勉強やクラブを楽しくやっていこうと思ったのではないか。そこが、みんなにとっての学院生活の原点です。時々原点を振り返り、今の自分はどうだろうかと考えてみるのは、大切なことです。

 
 さて、今週のことばは「勤勉」です。広辞苑には「仕事や勉強に一心にはげむこと」とありますが、以前、前廣先生は朝礼で「勤勉とは、細かなところもないがしろにすることなく、自分の能力を超えた難しい事態に直面してもそれを乗り越えようと努力を続けること」というのが本来の意味だとおっしゃいました。細かいところまで行き届くことと、少々難しいことにも向かっていくこととの両方が必要だということです。

 この「勤勉」を、広島学院は4つの宝の1つとして、創立以来ずっと大切にしていますが、学院が求めている勤勉とは、やりなさいと言われたことに対してだけでなく、何も言われなくても何をしなければならないかを自分でよく考えて、それに対しても勤勉に取り組まなければならないというものです。実際には、やりなさいと言われたことすらなかなかしない生徒もいるし、また、誰にでも、色々な理由で勤勉な態度では取り組めない時もあるでしょう。だけど、そんな自分を振り返ったときに、ふがいなさを感じて、勤勉という言葉を思い出してもらいたい。そのために、4つの宝の中に勤勉があります。

 学院の60年近い歴史の中で色々な生徒はいたでしょうが、それでも多くの生徒は、勤勉でなければならないと思ってそれなりに努力をしました。みんなもそうであってほしい。勤勉であろうと努力をしてほしい。
 
 3学期は、あまり学校行事はありませんが、その分、勉強に、クラブに、そしてマラソン大会の準備に、じっくりと腰を据えて、勤勉に取り組んでもらいたいと思います。